昔話

登場人物

主人公…G
村娘…ロッド、マーカー、リキッド
その他大勢?でもないッス。


あるところに「ウツクシーナ」という村がありました。
その名の通りその村に住んでいる人は皆、綺麗な顔をしていました。

村娘、Gははしゃいでいました。今日はめでたいお祭り日なのです。

G「らんらんら~vv今日はおまつりよ~vV
  シャンパンあけて、輪になって踊るのよ~vv」

何故 輪になって踊るだけで何が楽しいのか分かりません。

そこへ、同じく村娘のロッドとリキッドとマーカーがやってきました。

ロッド「ちょっとG!!なにはしゃいでんの!!まさか今日のまつりに
    出るんじゃないんでしょうね!!」

リキッド「アンタみたいな不細工で老けててムキムキの男みたいな
     奴なんてまつりに出る資格がないのよ!!」

ロッド「まつりが台無しだ。お前は引っ込んでいろ。」

G「非道い!!!!!!」

ロッド「ばーいばーい♪♪」

ロッド達は行ってしまいました。
Gは泣きながらものすごい速さで走っていきました。

G(不細工は・・・不細工はいやだ~~~~ぁぁぁぁぁ!!!!!!)

  
Gは気づくと沼のほとりに立っていました

G「いけない・・いつのまにかこの沼に来ちゃった」

「この沼」はウツクシーナ村では行くことが禁じられているところでした。

G「帰ろっかな・・・でも帰ったらロッド達にまたいじめられるし・・」

Gがそんなことを考えていると沼の中から何かが出てきました

G「うおおおおおおおおお!!!!!なんだぁぁぁぁぁぁあぁああぁあああああぁああ!!!!!!!」

ハーレム「俺はハーレムだーーーーーぁあああああぁぁぁぁあああ!!!」

ぽっ
 
G「素敵なお方・・・v」

Gはそのハーレムとかいう奴にいきなり惚れてしまいました。」

ハーレム「お前男か?」

G「失礼な・・これでも花も恥じらう○○歳なのv」

ハーレム「げえ~~~っ(嘔吐)」

G「うっふv」

ハーレム「俺は友達が居ない。友達になってくれるか?」

G「もちろんよろこんで!!」

ハーレム「お前の名はなんという?」

Gは自分の名前があまりにも適当(男っぽい)なので

「あ・・アナスタシアです・・v」

と答えておきました。

ハーレム「おう。アナスタシアか。よろしくな。」

こうして、ハーレムとG(アナスタシア?)はいきなり友達になりました

余計な奴 「わてともお友達になっておくれやす~ぅ」

Gとハーレム(無視)

Gはロッドやリキッドにいじめられる度に(ほとんど毎日)沼にやってきました。

ある日Gはハーレムに聞きました。

G「ハーレムさんって、人間なんですか?」

ハーレム 「人間に見えないか?」

G「え・・・人間じゃないんですか?」

ハーレム「俺は人間じゃないぞ。(威張りっ) ・・今度は俺が質問する番だ。
     ―――大昔、ウルワシーナの村には、美男美女がたくさん居たモノだ。
     でも・・・今はお前のようなのばっかりか?」

Gは思いました。
(・・・やっぱりハーレムさんも美人がいいんじゃないッツ・・・!!!)

Gはキレました

G「このやろ―――!!!!!!やっぱりアンタも美人がいいのねえええっつ!!
  うがーーーーーーあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!」

ハーレム 「おい、やめろアナスタシア!!俺はそんなつもりで言ったんじゃない!!」

G 「ふん!!どうせ私は野獣よッツ!!」

ハーレム (や・・・やじゅう・・?)  

Gは怒って町の方へ行ってしまいました。


G(ちょっと言い過ぎたかな・・)

Gはまた沼の方へ走っていきました。

ロッド 「・・・あれは・・?・・・G!?」

リキッド「あっちは沼。」

マーカー 「まさかあいつ、沼へ行く気じゃないだろうな」



G 「ハーレムさん?」

ハーレム 「おお゛っ!アナスタシア  来てくれたのか。」

G「あの~・・さっきはゴメンナサイ」

ハーレム「はっはっは!!気にすることねぇって!!それより来てくれて
     うれしいぜ!!宴だぁッツ!!」

ロッド(やっぱり・・・)

ロッド「見たわよG!!この沼に来ちゃいけないってこと忘れたの!!??」

G 「ひぃぃぃぃっ!!」

ロッド「村長に言いつけてやるわ!!」

G 「眞・・・まあそこんとこカンベン・・」

ハーレム「おい、そこの美しいの。ちょっとこっちへこい。」

ロッド「え~vそれってこの私~?」

リキッド 「ロッド、ちょっとまてよ!!おーい!!」

マーカー 「戻ってこーい」

マジック(通りすがりのおっさん)「よい子はロッドのような真似をしては
                 いけないよ~っ!」

ロッドがハーレムに近づくと

gokibokibakiittu!!

「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛~~~!!ぎゃ~~~~~~~~~っつ!!!!!!!うを~~~~~~っつ!!」

G「呆然」

なんとロッドは獅子舞と化したハーレムに喰われてしまいました。

ハーレム 「俺さー、美しいモノが好物なんだよね~。お前あんまり美しくないからー。
      俺にくわれなくてよかったねー。」

実はハーレムは沼に住んでウルワシーナの人々を
とって喰う魔物でした。
ハーレム 「な。俺がさっき言ったのはそういうことだったんだよ。」

G 「わーっ!!わーっ!!わーっ!!私・・・・私・・・
 ごつくて不細工な顔でよかったああああっ!!!」

リキッド&マーカー 「わーっ!!わーっ!!わーっ!!ロッドが喰われたーーーーっ!!」

ハーレムの気持ちも分かったし、喰われなくて済んだので一安心のGでした。

ハーレム 「で、さっきの女が言ってたGってのはなんだ?ニックネームってやつか?」

G 「実はGというのが本名なんです…だましてゴメンナサイ」

ハーレム 「いいってことよ~っ。Gのほうが似合ってるしなー。

      俺も実は獅子舞って名前があんだよなー。」

こうして、ハーレムとGは親友になりました。

ちゃんちゃん。

Tomokoのコメント
あはははは! よっぴたんさんからの爆笑昔話です!
本当はもっと早くに発表したかったんですが……遅れに遅れてごめんなさい。
このG、PH・Gにも通じるものがありますな。
これ読んだとき、「不細工にも明日はあるのだ」と希望が持てましたよ(え?)。アナスタシアという名前が何と言うか……Gもけっこう太い神経してますね。ハーレムとGが親友になるラストがグッド!!
よっぴたんさん、どうもありがとうございました。

追記
実はこのお話、あさりちゃんの28巻の最後のほうに載っているお話と同じ、というご指摘を受けました。
でも、私は独断で、このお話を載せ続けることに決めました。
そこのところ、よろしく!

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