『おっとどっこい生きている』最終回記念座談会

○Tomoko　駿　哲郎　みどり　えみり　雄也　リョウ

Tomoko：というわけで、皆様お疲れ様でしたー！！
全員：かんぱーい！
Tomoko：駿ちゃんも無事片づけることができたし。
駿：片づけるって何だよ。俺はゴミか？
Tomoko：哲郎くんは奈々花ちゃんとだしねー。
哲郎：え……あ……う……。
みどり：ちょっと、私と将人はこれからどうなるのよ！
Tomoko：それは神の味噌汁……じゃなかった、神のみぞ知る。
えみり：ずいぶん強引にまとめたじゃない。
Tomoko：うん。アンタらともしばらく縁切りたくてさ。
えみり：ひどーい！
リョウ：そうだ。ひどいぞー。我々はTomoko氏に対して話に決着をつけられなかったことで、損害賠償を申し込むー。
全員：（拍手）
Tomoko：アンタらの方がよっぽどひどいわい。
みどり：一番気になってんのはさー、頼子が私の作品を盗作していたってことだけど……最初信じられなかったわ。
Tomoko：それは番外編で書きます。というか、もう書いちゃったんだけどさー。いつ載せよう。
えみり：いろいろ節操なく書いてるしねぇ。
Tomoko：ま、そりゃそうなんだけど……。盗作騒動は、本編の少し後です。ということで宜しく。
リョウ：オレの恋人は？
Tomoko：フクでしょ？
えみり：まきちゃん。
リョウ：しどい……猫や子供じゃないか……！
えみり：まぁまぁ。まきちゃんだってすぐ大きくなるよ。
駿：まだ解決してない問題があるねぇ。
雄也：山ほどあるねぇ。
Tomoko：何よぉ。
駿：大体牧村はどうなったんだ？　え？
Tomoko：ジローはねぇ……私もどうなるかわからない。
駿：おい！
Tomoko：加奈ちゃんの方が詳しいと思うの。
駿：それでいいのか？！　作者がそれでいいのか？！
雄也：はっはっはー、やれやれー！
えみり：もう……雄也ったらすっかりできあがって。
Tomoko：由香里は案外可愛いキャラに育ちましたね。ちょっとえみりに似てるかもしれない。
みどり：でも、以前はひどく仲悪かったのよね。私と。
Tomoko:うん。まぁ、それはね。でも、昔からこういうじゃない。終わり良ければ全て良し！
駿：良くない。
みどり：同じく。
Tomoko：そんなところで兄妹仲良くしなくても……。
駿＆みどり：好きで言ってんじゃない！
Tomoko：ああ……。
みどり：ほんとは私の手記って体裁だったのよね、おっとこって。
雄也：或いは日記か。
みどり：うん。日記の方が近いと思う。でさー、おっとこの秘密だけど……。
えみり：おっとこの秘密って？（ごくり）
みどり：本当はPAPUWAからのパクリなのよ。
雄也：ああ、オットコ祭りか。
えみり：雄也、知ってんの？
雄也：ああ。そんなこったろうと思ってたよ。
みどり：パクリイラスト（模写絵）をアップしていたことは知っていたけど……。
Tomoko：昔はイラストの構図がバンバン出てきて、形にするのが大変だったんだよ。……でも、今は模写絵描いてる方が多いな。
みどり：練習だっていうなら、ローカルサイトでも立ち上げてそこに収納すればいいのよ。
Tomoko：ローカルサイトね。うん、いいね。ただ、私いろいろ忙しいから。
みどり：パクリアイディア書いてて忙しいんだ。ふぅん……。
Tomoko：あ、あのね、私社会人になったの。もうニートなんて呼ばせないわ。ふん。
えみり：ていうか、誰も言ってないんだけどね……。
Tomoko：私がおっとこの舞台にした２００８年はひきこもり真っ最中だったけどね。教会は行ってたけど。
みどり：誰も聞いてないわよ。そんなの。
駿：まぁまぁ。そんで、俺達の小説を書こうと思いついたのはいつなわけ？
Tomoko：いつだったらう。それは私が一冊の大学ノートを見つけた時が始まりでした……。
みどり：どこまで書かれていたの？
Tomoko：哲郎が来た時だったかな。
えみり：ああ、そういえば哲郎いたんだ。
哲郎：「いたんだ」じゃないよ。ひどいなぁ。
リョウ：すげー見切り発車。
みどり：ほんとよ。全く……。それでしなくてもいい苦労ばっかさせられてさ。
Tomoko：わるいわるい。自覚はあるよ。
リョウ：オレ、そろそろストリートに戻ろうと思うんだ。聴衆がオレを呼んでるぜ。
みどり：そんなないもの期待するより、まず味噌汁飲みなさい。
リョウ：……はい。
えみり：リョウとみどりってお似合いじゃない？
みどり＆リョウ：まさか！
リョウ：オレ、えみりサンの方がずっといい。
えみり：よしよし。
雄也：えみりは渡さないぞー！
えみり：でも、Tomokoさん、結構ハイテンションでないの？　アンタ。
Tomoko：まぁねぇ。六年間続いた連載が終わりましたからねー。小学一年生もそろそろ卒業よ、あーた。
えみり：『黒バス』が終わったーと泣いてるよりはずっといいけど。
Tomoko：あ、でも黒バスが終わったから突如最終回迎えることになったのかもよ。
全員：えーーー？！
Tomoko：黒バス終わったのに、こんなのいつまでも書いてる時期じゃないなぁと思って。ちょうど由香里の結婚式の話も出たし。
駿：ああ、それでかぁ。
みどり：Tomokoさん、この頃慌ただしく自作品の最終回書いてない？
リョウ：ああ。『Minto!』もスタ花も終わるんだってな。
Tomoko：スタ花は風魔の杏里さんが考えた略称です。ありがとうございます。スタ花っつか、『いすかのはし』シリーズはまだまだ続く……予定。
みどり：『いすかのはし』シリーズは、パームシリーズにインスパイアされてできたんだよね。
Tomoko：うん。平仮名で書くとめちゃくちゃダサいけどね。パソコンのワープロで文字が出てこないんじゃ仕方ない。考えてたのは高校生の時だったよ。
みどり：私と同じくらいの年？
Tomoko：うん。頭の中で考えながらビデオ屋さんとか本屋さん巡りしてたよ。すごく楽しかった。
みどり：Tomokoさん、その頃すごく落ち込んでたじゃない。
Tomoko：いろんなことがありましたからね。学校生活が上手くいかないとか……。でも、もう大丈夫よ。生きてく希望も見つかったし。
えみり：アンタ、強くなったわね。
Tomoko：どうも。強くならざるを得ませんでした。それに、さっき言った楽しみもあったしね。
みどり：そうね。楽しみがなくちゃ生きていけないもんね。
Tomoko：それに、数は少ないけど友達もいるし。リアルでも想像上でも。
みどり：これからもがんばってね。で、できれば私達のその後なんかも書いて欲しいなぁ。
Tomoko：私なんかでいいの？
全員：アンタだからいいんだよ！
みどり：Tomokoさんの小説読めば、みんな、「こんなに下手でも書いていいんだ」って思うよ。いい反面教師ね。
Tomoko：うっ……みどり、アンタ、一言多いよ。

脱稿　2014年９月11日
発表日 2015年５月12日

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