『南の島の歌』設定集 其の二

この間の設定では紹介しきれなかった部分を紹介します。これを読む際は、前回のを読んだ方が、より楽しめると思います。尚、重複するところもあります。

南の島の歌(オールキャラ出演予定)ソネはいるわ。イリエもね。

ああ~っ! 何も浮かばん! うちの想像力のなさが恨めしいっ!!
取り敢えず、ジャンが生まれたところから始めよっかな。(プロローグに続く)
(注:プロローグらしきものはあります。ここでは、主なシーンをピックアップします)

昔々の物語
森で道に迷ったサービスを、ジャンは村まで送り届けてあげた。
それが始まり。
サービスは何度でも森へ遊びに行った。
そして……ある日森の奥の神殿に行ったジャンの後をつけて、サービスはそこへ入ろうとする。が、そこに祀られていた秘石に触ろうとすると、ジャンにひどく怒られてしまった。
「なんだい! ジャンのバカッ!」
行ってしまったサービス。そしてその後、話は十年後に飛ぶ……。

祭りの夜
神殿の裏で畑仕事をしているジャン。ちょっかいを出しに現れたアス(アスの登場シーンは、青の一族に声をかけるというもの。最後は、『貴方がたに青のご加護がありますように!』ってね! ここでのアスは、陽気で茶目っ気たっぷり。言ってることも本当か嘘かわからなくって、しばしばジャンを翻弄する……)に、パプワ島祭りに行かないかと誘う。
ジャンは、パプワ島祭りで、偶然サービスと出会う。
サービスは十年の間に、立派な凛々しい青年に成長していた。ジャンは、再会したとき、それがサービスだと気付かなかった。
帰りに、ジャンはアスに呼び止められる。アスに問い詰められて、ジャンはとうとう、サービスに再会して、一目で彼に惹かれてしまったことを白状した。
「後で泣いても知らんからな」
「わかってる」

南の島の歌
ジャンが眠っている間に、アスは神殿に入ってきて、いろんなことを思う。
自分達が兄弟同然に育ってきたこと、島の番人という、永遠に生きる存在は、この世でたった二人きりだということ、そして……。
「あいつは、俺の方には目を向けないんだ……」
アスはぼそりと呟いた。

ジャンは夢を見ていた。それは、遠くて近い過去のこと――
誰かが言う。
「波の音は、南の島の歌なんだよ……」

さて、ジャンである。最近はなんだか青の一族が住む村の辺りで、うろうろしている。
ハーレムが、そんなジャンを見て、何やっているんだろうと思う。
ハーレム(の先祖)は、子供の頃、ジャンと会ったときのことを思い出していた。

森――
ハーレムは森の一番高い木のてっぺん近くから海を見るのが大好きだった。
どこまで見渡しても、ずっと海しかないのだが、この海が世界に繋がっているのかと考えると、楽しくて仕方がなかった。
大人になったらこの島を出て、いろんなところを飛び回るんだ!

でも、ジャンが優しく、しかし、きつい言葉で無理だと諭した。
ハーレムは、ジャンの中に宿るこの島の影の存在に気がついた。
この頃から、ハーレムは、パプワ島とジャンに不信感を抱くようになった。
ジャンがサービスに好意を寄せているのを知ると、ハーレムは事ある毎に邪魔をするようになる。
そんな折も折、島から脱出を図ったカップルの水死体が波に乗って運ばれてきた。そんなこともあり、ハーレムはますます疑いの色を強めた。
そんなときである。青の一族の長、マジックが赤の一族の女性と結婚した。
カムイ――島の長老が夜空を見上げている。見慣れぬ青い星がぎらぎらと輝いていた。それは、不吉な未来の予兆かも知れなかった。

ある日、ハーレムは、子供の頃からの念願だった島の脱出を計画する。ジャンはハーレムを連れ戻さんと海に乗り出す。外は嵐。
ハーレムは島で目を覚ますが、ジャンは行方知れずになってしまった……。
(注:ハーレムも行方不明にして、特戦部隊のご先祖様達に拾われたことにするかな……というアイディアもあった)
その事件と前後するようにして、青の長の息子が生まれた(グンマ)。
あとは……どうしよっかなー。

シンタローが17歳になったとき、赤の方に、『パプワ』という男の子が生まれた。

ジャンがいなくなってから、島の中の何かは確実に変わっていった。
青と赤の一族の間に、険悪なムードが広まっていった。
シンタロー達はケンカがある毎に、仲裁をしている。冷戦状態。

ジャンは、小さな島に流れ着いた。ちょっと記憶喪失。
そこには本当に人はいない(注:つもりだったが、この部分は変えようかと思っている)
ジャンはそこに居着いてしまった。
永くいるうちに、番人としての理性が次第に薄れていく。そして、自分のやりたいこと”おっきな船を造るんだ”という夢に執り付かれるようになる。

展開がゴーインだな。
場面は順不同。まるでパズルみたい。

長い年月をかけて、ジャンは船を完成させる。が、赤の秘石にまた島に呼び戻され、せっかく造った船も取り上げられてしまった。
ジャンは頭を冷やすため、神殿の最奥に閉じ込められてしまった。

一方、アスは神殿の中の青の秘石が祀られた部屋に一人きりで向かう。
そして、青の秘石と密談するのである。
それからアスは――青の一族の長、マジックと度々会うようになる。

シンタローはパプワと知り合い、パプワに扱き使われながらも、だんだん仲良しになっていく。
パプワはすごく島の動物達に好かれている。野生児で、赤の一族の子供というより、島の子供だった。
パプワはそのとき、ジャンとも会っているが、番人としての理性が復活したジャン。
それが邪魔をしてパプワとはいまいち、うちとけられない。
(尚、パプワとチャッピーはいつも一緒)

ところが、一見平和に見えるその裏で、不幸は着々と進行して行った。

そして、寝耳に水ともいえる報せに、ジャンは耳を疑った。
青の一族と赤の一族が戦争を始めたのだ。

一年に渡る戦いの末、青の一族は島を出て行った。
赤の一族は動物達もろとも、ジャンが造った船――ノアに乗り込み、ジャンが昔、住み着いていたあの島へと移動することになる。
そこが、パプワ島だった――。

クライマックスを駆け足で急ぎ過ぎてしまった。もう一度きちんと書くか。マジックも(あまり)出てこないしなぁ。

とにかく、赤も青も、殆どが野心に執りつかれてしまった。
青の一族が勝って、秘石と共に島を去り、赤の一族は純粋だったパプワ以外、みんな全滅してしまった。

さてと、サービスはどうするかなっと。
青に全面的に協力するわけじゃなし、さりとて赤につくわけでもない……。かといって死なせるわけにもいかんし……ハァ、中途半端やなぁ、ホンマ。
コタローも出そうか。どうしようか。コタローが出てくるんだったら、シンタローもブラコンにしなきゃ。グンマも出るかなーっと。
戦争の原因は、マジックか、それともコタローが赤の一族を何人か殺してしまう。青の一族の横暴に耐えきれなくなった赤の一族は、青と戦争を始める。
コタローは島で暴れ始めるが、マジックは今回だけはそれを止めようとしなかった。が、シンタローは止めようとする。
ジャンは一生懸命戦いを終わらせようとしたが、話し合いだけではどうにもならぬところまで来ていた。
青の一族は島を出ようと決意する。

アスの立ち回りがすごい。コタローを上手くたきつけ、幻を見せてサービスにジャンを刺させてしまった(本当にこうなるかどうかわからない。が、今のところあの場面ではこうなる)
ジャンとアスが争うシーンも入れたいなぁ。
ハーレムとサービスの同士討ちがあるかもしれない。クライマックスはどうなるかわからない。

青と赤の争いは今に始まったわけではない。ジャンがいなくなった四半世紀前から、小競り合いが起きていた。
いつもはすぐに和解する。しかし……。

う~ん。やっぱり今はまだクライマックスは曖昧なままにしておこう。
試行錯誤って感じやね。

シンタローは外の世界から流れ着いたよそ者ってことにしよう。
マジックの息子じゃなくてね。『南の島の歌』ではそうなの。
本当は他人なんだから、ちょっとドライ。

むぅ~、不完全なあらすじじゃな。ま、アイディアを思いついた端から、書き並べたらこうなる、と。
はぁ~、でも、クライマックスどうしよう。

その前に人物設定考えるか。もしかしたら新しい展開を思いつくかもしれん。
スペースないから別ページに書こう(注:それが、この間発表した、『南の島の歌』設定集になるのかな? すみません。十年近く前のことなんで、記憶が曖昧です)
でも、やっぱりあらすじ書いてみてよかったな。話の大まかな流れはつかめたし、どんなところが弱いかもわかった。
山場が小さかったり、ぐらぐらしてたら、話にならんな(注:いや、今も十分ぐらぐらしてますけどぉ……笑)
次の機会にめいっぱい考えることにしよう。

シンタローは赤と青が共同で作った島で最初で最後の人間である。

全て変更可能。
尚、この話は、ジャンの視点が多いであろう。

島の崩壊も書きたいんだ。青と赤、一つだったものがいかにして分かれたか。

パプワ島の地下の扉は、島の力と秘石の力とを混合させ、コントロールしていくための装置。

シンタローの設定が変わった。青と赤の混血児だけど、最初は青の一族なの。(注:シンちゃんの設定はちょくちょく変わっています。赤と青の間に生まれた人間の孫である、とか。孫、というところがポイントです。水死体のカップルの息子、というのもアリかな、と、今ちらっと思ってしまいました)

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