ジョーカー小咄三連発

その一『ジェームス・ディーン』

英「おい、もし俺達が実写になったらどうする?」

米「俺の役はジェームス・ディーンしか認めないんだぞ」

英「よし、今すぐ交通事故に遭え」

米「死ねってことかい? 俺、死ぬのも殺されるのもやだぞ。殺す方は得意だけど」

英「物騒なヤツだ」

米「君のこともベッドで殺してあげるよ☆」

英「なに……ちょっと待て。何する気だ、ばかッ!」

その二『ベーブ・ルース』

米「うーん……」

英「何うなってんだ? アル」

米「日本から借りたCDに入っていた『悲しい色やね』という歌なんだけど……」

英「ふんふん」

米「……大阪にもベーブ・ルースがいたのかい?」

英「えっ?!」

米「ああ~っ! 気になって夜も眠れないよ~!」

英「ばか。それを言うなら『大阪ベイ/ブルース』だろ? くだらんことで悩むな」

米「そうだったのか! これで不眠の原因がなくなったよ!」

英「(昼間寝てたくせに……)」

その三『頭髪の問題』

英「あのな、おまえにこんなこと言うのは酷かもしれんが……」

米「なんだい?」

英「おまえ、額やばくねぇか?」

米「え……?(絶句) や、やだなぁ、そんなことあるわけないだろ?」

英「いや、何となくそんな気がしたからさ……悪かったな」

米「…………」

アルフレッドが変なダイエット器具と共に、怪しい育毛剤を作り出すことになるのも、そう遠い未来ではないだろう――。

後書き
『悲しい色やね』を最初聴いた時には、「なんで大阪にベーブ・ルースが出てくるんだろう……」と思っていました。他にもそう考えていた方がいそうですが。
頭髪の問題は、アルフレッドの額って広いな、と思ったあたりからです。『赤ずきんチャチャ』(原作)のしいねちゃんも、髪のこと気にしてましたよね。この二人、案外ウマが合うかもしれません。育毛剤のことで……。そうです。元ネタは『チャチャ』からです。
くだらん話ばっかですが、こういうの好きなんですよ。想像しては、にやけてる毎日です。では、また書く機会があったら、その時もよろしくお願いしますね。
2010.6.27

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